前回記事にてのらぼう菜の深摘心について紹介し、実際に自分でもやってみました。1週間後の状況を紹介します。
深摘心してから1週間後の状況
先週のらぼう菜の深摘心を行ってから、ちょうど1週間経過しました。深摘心とは、花芽の収穫の際に地際に近いところで刈り取ることにより、長期間太くて柔らかい花芽を収穫する方法です。
太くて柔らかい花芽が出ているか、確認しました。結果としては、劇的に改善したわけではなかったですが、それなりの収穫が得られました。写真では少しわかりにくいですが、摘心した周りから7~8本の脇芽がでていますが、太さは普通です。
劇的に改善しなかった3つの理由
それほど改善しなかった原因としては3つ考えられます。
- 深摘心を行うタイミングが遅かった
- もともとの株の勢いが十分でなかった
- 摘心後7日しかたっていない
深摘心を行うタイミングが遅かった
今年最初に収穫したのが2月21日でした。この時は深摘心はまだ知らず、通常の方法で収穫しました。本来はこのタイミングで深摘心を行うのが正しいやり方でした。
そして深摘心を行ったのが3月7日。この段階ではすでに脇芽がかなり出ていました。主茎を深摘心し、脇芽は切り戻すような形にしておいたのですが、本来のやり方どおりでなかったため、深摘心の効果が十分でなかったのだと思います。
もともとの株の勢いが十分でなかった
昨年育てたのらぼう菜は、茎葉が非常に立派で、花芽の勢いもよかったのですが、今年は昨年よりは生育は良くなかったです。
この畑は、昨年自然農に転換して1年目だったので、肥料分がまだ残っていた可能性があります。今年は転換2年目で、肥料は抜けてきたけれどまだ土が育っていない状況だと考えられます。転換して3年くらいすれば、生態系が整い、作物もよく育ってくると思います。
摘心後7日しかたっていない
のらぼう菜の書籍によれば、深摘心後、10日ごとに収穫すると書いてあります。今回はまだ7日しかたっていないので、あと3日でもう少し太くなった可能性もあります。
しかし、私は平日に畑仕事ができません。あと1週間たつと花が咲いてしまうので、現時点で収穫してしまいました。
以上のことから、現時点では顕著な効果は見られませんでした。あと数週間続けてみて、効果を確認したいと思います。今年は準備不足のところがあったので、来年もチャレンジします。
深摘心はのらぼう菜以外でも実施可能
のらぼう菜の書籍によれば、深摘心の方法はのらぼう菜以外の菜花でも実施できるそうです。ちょうどカブの菜花が1回目の摘心の時期だったので、株でも試してみました。カブは根に栄養を蓄えているので、深摘心により、かなりの勢いで花芽が出てきてくれるのではないかと、期待しています。