いよいよ梅雨も明け、本格的に暑くなってきました。作物、雑草とも傾向が変わってくるので、それに応じて作業していくことが必要です。
黒大豆
枝豆用として4月に種まきをした黒大豆です。後でわかったのですが、この品種は晩成種だったようで、4月播きは適期ではなかったようです。
茎葉ばかりが茂ってしまい、なかなか花芽がつきませんでした。かなり風通しが悪くなってしまっているので、下の方の脇芽から伸びた枝を切除しました。

写真ではわかりにくいですが、下の写真が整枝後です。少しすっきりしました。

葉の付け根に、小さな花が咲いているのを見つけました。少しは収穫が期待できそうです。

ステラミニトマト
斜め誘引に挑戦中のステラミニトマトです。今年は下の写真のように、花房に生長点ができるいわゆる「先祖返り」の現象がよく見られます。栄養過多の場合に起こるそうですが、自然農であり肥料は一切施していません。もともと肥料分が残っていたのかもしれません。

タバコガの幼虫による食害も目立ちます。青い実を食べられることはよくありますが、今日は茎を食害しているのを発見しました。主茎をかじられてしまったので、左側の脇芽を伸ばすしかありません。
虫に食べられるのも栄養バランスが悪い証拠だと思います。今後無施肥により栽培を続けることで、生物と養分のバランスが取れていくことを期待します。

アロイトマト
アロイトマトがようやく色づき、今週初収穫しました。大きさは中玉トマトくらいですが、味は非常に良かったです。

アロイトマトはカメムシに吸われているものが目立ちました。カメムシに吸われると、その部分の肥大が止まってしまい、へこんだような形になり、味もかなり悪くなってしまいます。
こちらも防除するのではなく、トマトそのものの生命力を強くしていく対応になります。具体的には土の養分バランスを取ること、この場所での自家採種を繰り返し、適応する遺伝子を選抜することになります。どちらも一朝一夕にできるものではないですが、少しずつ良くなっていきます。

落花生
落花生は調子がよさそうです。花の数がかなり増えてきました。
これから雨が少なくなってくるので、土が乾いて硬くなってしまうと、子房柄が土に刺さらなくなります。そうすると、できる豆の数が少なくなってしまいます。
草マルチをしっかりと敷いて、土が乾燥しすぎないように注意します。

四葉キュウリ
先週から四葉キュウリの収穫が始まりました。週末しか畑に行かないので、取り遅れたキュウリはすぐに肥大化してしまいます。下の写真も取り遅れたものですが、形やついた場所もよいため、採種用の母本として残しておくことにしました。

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