自然農による多品目栽培の作業状況を紹介します。
落花生
落花生は子房柄が土に刺さって土の中に豆ができるので、豆ができ始めると草整理がしにくくなります。なので、この時期から、草をこまめに整理しておきます。
カタバミ、ツユクサ、そしてイネ科の雑草が生えています。ツユクサは刈り取っても茎から根を出してすぐに根付いてしますので、株から離れた場所か、晴れた日なら草マルチの上に置いておきます。
イネ科の雑草は生長点を残さないよう、根元から刈り取るのが重要です。
通路や畝の肩の部分の草をしっかり敷いて、夏の乾燥に備えます。


アロイトマト
今年はアロイトマトと後述のステラミニトマトは、ガッテン農法の斜め誘因に挑戦中です。ひもをらせん状に茎に巻き付け、斜め45度に誘引していく方法です。下の方の葉は、茎を傾けた時に土に触れてしまうので、早めに摘み取っています。
着果した実はずいぶん大きくなってきました。来週から晴れて暑くなるようなので、順調に色づいてくれることを期待します。

しかし、心配なこともあります。葉先が黒く変色している部分があります。生長が良いものほど、変色が見られたので、養分が多すぎるようです。自然農なので当然肥料は全く施していませんが、まだ自然農に転換して2年目なので、畑の前の使用者の肥料分が残っているのかもしれません。
長雨の影響もあると思うので、しばらくはこのまま様子を見ようと思います。

黒大豆
枝豆ではなく、黒豆用に6/26に種を播きました(枝豆用は別の畝で栽培中)。1か所に4粒の点播きで、最終的には2本仕立てにする予定です。
7/3には発芽したのですが、梅雨時で日照が少ないので徒長気味になっています。梅雨が明ければ健康に育ってくれると思います。

オクラ
発芽後、虫食いや葉の変色などもあったのですが、ようやくここまで来ました。ゆっくりと成長する自然農では播種の時期が難しいです。早すぎると温度が上がらず、成長する前に虫にやられてしまったり、遅すぎると実が完熟せず種採りが間に合わない場合があります。
5/5から6/6まで段階的に播いたので、どのくらいが最適か確認していきたいと思います。

ミズナス
3/13にセルポットに播種し、発芽育苗器で育苗したものです。思ったより発芽が早かった(3/18)ので、その後の苗の成長も早く、4/18に畑に定植しました。ナスの定植の適期より2週間くらい早すぎたので、低温障害で成長が止まってしまいました。
その後、気温の上昇とともに少しずつ成長し、なんとか開花まで来ました。まだ株はひ弱な感じなので、しばらくは実をならせないようにします。

パクチー
パクチーは今回初めての栽培だったのですが、種採りまでできました。実はとても外しやすく、現在乾燥中です。
秋に種まきをして、余ったものはスパイスとして使用したいと思います。


サトイモ
今年のサトイモは昨年植えたサトイモの親芋、子芋を種イモとして植え付けました。定植方法は過去の記事で紹介していますが、深さ10cmほどの穴を掘って、そこに植え付けています。なお、下の写真の画面奥が親芋を植えたもの、手前が子芋を植えたものですが、大きさが全然違いますね。
親芋の方は、穴をすでに埋め戻していますが、子芋の方は、まだ草丈が十分でないので埋め戻しはまだです。
昨年サトイモは大豊作だったので、今年もよくできることを期待します。

ニンジン
今年の春播きのニンジンは3/27に種まきし、乾燥防止のため小麦のもみ殻を敷いておきました。小麦は昨年同じ畑で収穫したものです。
順次間引きを繰り返しながら、成長を見守っていましたが、無事に収穫を迎えました。ただ、梅雨の長雨で根が割れてしまったものは、そこから腐っているものもありました。
収穫したニンジンは非常に甘く、食味はサツマイモのようでした。
頭が緑色に変色しているものがあるので、次からは土寄せをしようと思います。

コメント